足が臭くなる仕組みや原因は、一言でいうと「汗を掻くことで雑菌が繁殖する」ことが要因。
ところがどうやら「飲酒と喫煙」も足の臭いをひどくする原因となっているようなんです。今回は「足の臭いとタバコ・お酒の関係性」について調査していきます。
足の臭いと喫煙の関係性
まずはタバコについて。
タバコと足の臭いは汗と大きく関係しているようです。
タバコの主成分であるニコチンは「中枢神経興奮剤」という呼ばれ精神状態を高揚させる作用があり、視床下部という体温調節中枢にも働きかけます。
そうなると自然と汗を掻く量が増えてしまうんですね。
人間の汗腺=汗をかく部分は2種類存在するのですが

エクリン腺 | アポクリン腺 | |
部位 | 全身のほとんどの皮膚表面 | 脇の下・乳首・下腹部 |
ニオイ | なし | ほぼなし |
色 | 無職 | 乳白色 |
タバコを吸うことで、このうちのエクリン腺の発汗を促進させてしまいます。
汗自体は無臭なのですが、この汗を雑菌が分解する際に嫌な臭いが発生してしまうんです。そのため必然的に
- 喫煙者は汗を余分に掻くことで、臭いの原因を作り出している
ということになります。タバコ=臭いという世間一般の認識ですが、これはタバコ自体の香りだけでなく体臭にも影響を及ぼしていたという残酷な事実が突き付けられました。
足の臭いと飲酒の関係性
次は飲酒との関係性。
お酒を飲み、体内に摂取されたアルコールは体臭を強くする物質をに変化します。その物質というのが、アセトアルデヒドと酢酸。
アセトアルデヒド
臭いの原因。血液中から体外に放出されることで特有の刺激臭を発する。
酢酸
アセトアルデヒドが分解されて発生する成分で、ツンとした刺激臭を持つ。
つまり、足の臭いそのものの原因ではなく、全体的な体臭の原因となっています。
同時にアルコールには血行を促進する働きもあり体温の上昇を伴います。すなわち汗をかきやすい状態になるのですね。飲酒をすることで
- 体臭をキツくする物質を放つ
- 汗をかきやすくなる
これが足の臭いをキツくすることに関与しています。
足を臭くする共通の原因
喫煙と飲酒は共に共通の作用があり
汗をかきやすくなり、体臭がキツくなる
ということが言えます。
お座敷での飲み会で足の臭いが気になる理由は、もともと臭い足をお酒とタバコでさらに強烈にしている可能性が・・・
足に限らず体臭はスメハラとして取り上げられる問題。エチケットとして対策する必要がありますね。
足の臭いが気になる方は飲酒と喫煙は減らすべき
足の臭いが気になる方は、日々の飲酒や喫煙量を減らすことも大事。
そもそも身体の健康のことを考えると、すぐにでもやめるべきなのですがなかなか難しいですよね・・・
そういった方は、日々のケアで足臭・体臭を予防していくようにしましょう。
会社でも家庭でも嫌われないようにする大事なエチケットです。